毎日快晴時折曇天4 京都伏見暮らし

関西系、食い意地blog /スイカ小太郎。

イタリア食堂910でワイン会(4)@河原町通三条下ル

2018
05
三条木屋町の雑居ビルの4階、少し変わった箱のイタリアン「イタリア食堂910」。2年ほど前、我がFB友に教えてもらったお店。

この箱がちょっと変わった事情のあるところで、京都ドーナッツクラブ、なる伊太利映画や書籍の翻訳が本業のクリエーター集団の活動拠点になっているイベントスペースで、名を「チルコロ京都」というのだ。で、空いているときは少人数の音楽ライブや映画の上映会やらビジネスマンの会議場所までいろんな使われ方をされている空間。夜の間は、シェフの工藤さんが1人で取り仕切るイタリア食堂に。なにせ4階にあるのにエレベーター無し物件!なので100%、飛び込みのお客さんはいないであろうなあというお店。

で、マメでアイデアマンの工藤シェフは、月2回ぐらいのペースでショップイベントをやられている。過去、拘り野菜の八百屋さんや昆布屋さんとのタイアップ会、熊をメインにしたジビエの会、以前伺ったのは全15種類!のパスタが頂ける会という、なんだか魅力的なテーマで色々なイベントを仕掛けておられるのですな。

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で、シェフが我がFB友でもあるので、告知があるたびに気になっていたのですが、見事に我々が何か会を仕掛けている日と被っていて(滝汗)、今回1年弱ぶりの再訪。今日は小さなワインインポーター2社が入ってのワイン会、9種類のワインが呑み放題、その上、そのワインに合った料理が10種類以上出てくるという変態な会なのですが、税込み¥8000ポッキリ!という超明瞭価格。いやー、ワクワクとやってきた19:00チョイ前。

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で今日のメンバーは総勢11名というこじんまり会。お料理をワクワクと待つ。お酒の写真をボトル単位で出すと、写真が全30枚以上になりますので、ワインは最後に一括でご紹介。

で、いきなり1枚目の料理写真を忘れてきたのですが(超汗・・・あとで別の料理写真の隅に映っておりますが汗)、時間つなぎ用のストゥッツィキーノ(突き出し)が1人1皿出てくる。
ローズマリーを練りこんだグリッシーニ、それにシナモンとレーズンを練りこんだグリッシーニ、プーリア州の乾パン、タラッリに美味しいプロシュート、それにミラノサラミとオリーブが。
それに合わせるのは乾杯用、泡。サリステッレ プロセッコで、高槻のワイン屋さん、エノテカ イデンティタさんのご提供。ワインインポーターのロータスジャパンのリッカルドさん、エノテカイデンティタの中道さん自らワインをサーブしに来てくれるのだ。

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前菜的なものが続く。お次は、フィノッキオと甘平のサラダ。フィノッキオはフェンネル(ういきょう)の伊名で、セロリ的なシャキシャキ食感で独特の風味のある野菜。それに愛媛の甘い柑橘類、甘平(カンペイ)と合わせた血液浄化!的なサラダ。 以下の写真は基本、5人前分です。オイルや味付けは最低限で食材のチョイスで勝負!的なレシピ。面白いですなあ。 
これとプーリアのネグロアマーロのロゼを合わせたのですが、激ウマ!でした。(詳細は、後半のワイン紹介に書きます)

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で、1年前に食べて、このトマトは超ウマだなあ!と感動した高知県akf久保農園のフルーツトマトと、モッツアレラブッファラがじゃじゃんと登場。「アスリートトマト」なる名称で、甘味はもちろん、酸味などトマト自体の味が濃密。青トマトや黄トマトも味が乗っていて美味しいのだ。 今年初入荷です、まだ少し皮が固いかな~、と工藤シェフ。これもオイルは必要最低限で、食材の味がメインですが、ま、間違いないお味ですな。

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お次は冷たい魚の前菜。サルデ イン サヴォールなるフリウリ地方の母の味系。日本で言うと「鰯の南蛮漬」ですな。優しい酢味で、たっぷりの玉ねぎスライス、干しブドウがポイント。

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で、これがまた旨かった。フリコなるお料理でこれまたフリウリ地方の名物料理。モンタージオチーズと茹でジャガイモマッシュを使った「おやき」のような料理なのですが、ジャガイモをブランド食材、「2年熟成のインカの目覚め」で作ると異次元の旨さになりますなあ。。2割はチーズで出来ているそうだ。 ここからパスタではない、素朴な糖質系お料理が3連発で続くのだ。

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これはシャットなるロンバルディア州のお料理で、蕎麦粉にパルメジャーノ、それにグラッパを加えて揚げた揚げパン的な一品。シャットとは「ヒキガエル」の意味で、生地をびよーんと伸びた足のような形に揚げるのですな。 
ちなみに、奥にうっすら映ってるのが、1皿目に出していただいたストゥッツィキーノ(半分ほど食べた版)なり汗汗。

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お次はグラナパダーノチーズ、フォンティーナチーズを使ったポレンタコンチャ。ポレンタはトウモロコシの粉を練って香ばしく焼いたお料理ですが、白と黄色があってシェフは白が好きなのだそうな。上にかかっているのはチーズではなくてヘーゼルナッツを卸した香ばしいもの。小麦が取れにくい地方で考え出された主食なんでしょうな。

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で、ここからパスタ3連発。一皿目は兎のオルゾット。コメをアルデンテに炊いたのがリゾットで、大麦を炊くとこのオルゾットに。バターにセロリ・玉ねぎなどを加えて炊いた兎に、セージやローズマリーを効かせているのですが、ワインインポーターのリッカルドさん(イタリア人で日本5年目だそうですが、日本語ペラペラ)が大好きな一品。ぷちぷちした食感が素敵。

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お次はショートパスタで、コイン型の「オレキエッテ」。オイル系ですが、自家製のサルシッチャ(伊ソーセージ)と、チーマディラーパなる伊太利の菜の花を使ったもの。日本の菜の花よりも固いので、じっくりクタクタになるまで煮込んであり、前歯と舌で押しつぶせそうなほどの柔らかさ。塩味も適切ですし、いやー、これも間違いのないお味。

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最後のパスタも、アニョロッティ ダル プリン! フォンティーナチーズを包んだ餃子的なもので、鹿肉を繊維ぽろぽろになるまで煮込んだボロネーゼ的なソースで。

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で、メインはハンガリー産マグレ鴨を軽い赤ワインソースで。火入れお上手なのですが、なにせ情報量が大杉なので説明を聞いているうちに冷たくなってくるのが超残念かな汗汗 赤い葉っぱはチコリの類で、タルティーボなるほろ苦いもの。

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更に猪の煮込みで「グーラッシュ」なるお料理。パプリカパウダーをしっかり使うのがフリウリ流なんだそうな。甘口の優しい味付け。〈流石にお腹いっぱいではち切れそう・・・)

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更に1人1頭分です!と出てきた京丹波産鹿タンの赤ワイン煮込み。煮る前は15cmほどなんだそうな。煮ると大ぶりのソーセージほどの大きさ。肉の繊維が密で意外に繊細なお味ですな。。これだけをメインにするには量が少なそうなのですが、なにせこの超充実コース中の1品なので、いやはや大満足でした。。
尚、漁師さんに取れたら冷凍しておいてくださいね、とリクエストしたら20頭分以上送られてきた、ということですので、お願いすれば、まだ出してもらえると思います。

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で、ワイン会なので後は時間の許す限り、思う存分呑んで!ということで、デザートは無しでチーズが出てくるのですが、工藤シェフから「〆リゾット食べられます?」とのご提案に、一部おっさんメンバーから食べる食べる!とリクエスト。

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残った赤ワイン(とはいえ、ピエモンテのドルチェットなる品種もの)を使ったリゾット。さらに鹿でコンソメがあったのでそれも加えてある旨味満載なお味でした。いやはやお腹パンパン!

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で、チーズとデザートワインで〆。 チーズは、モンタージオ(牛)、フォンターナ(牛)、タレッジョ(牛)、ゴルゴンゾーラ(牛)、チェックバローロ(牛・羊)、カステルマーニョ(牛・羊・山羊)、アリエッタ・アッレ・ヴィオーレ(牛・羊・山羊)という布陣。塩っぽいチーズを甘口デザートワインと合わせる至福。。お腹限界までパンパンなりでした。

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当日頂いたワイン9種がこちら。工藤シェフから写真をお借りしました、ありがとうございます。
左端から右に出していただいた順。伊ワインのブドウ品種を覚えよう!というのは既にあきらめておりますが、一応メモを。 ●印のほうがロータスジャパンのリッカルドさん押しの一品

1.泡:Prosecco DOC Extra Dry - Salis Terræ (フリウリ-ヴェネツィア ジューリア州) グレラ100%
2.ロゼ:Rosato IGT Salento 2016  - Poderi Angelini  (プーリア州) ネグロアマーロ100%
3.白:Pinot Grigio Venezia Giulia IGT 2015 - Salis Terræ (フリウリ-ヴェネツィア ジューリア州) ピノグリージョ100%
4.白:Lugana DOC 2014 - Don Lorenzo (ロンバルディア州) ルガーナ100% ●
5.赤:Salento Susumaniello IGT 2015 - Poderi Angelini (プーリア州) ネグロアマーロ100%
6.赤:Dolcetto d'Alba DOC - La Ganghija (ピエモンテ州) ドルチェット100% ●
7.赤:Pignolo Riserva Colli Olientari del Friuli DOC 2012 - Specogna (フリウリ-ヴェネツィア ジューリア州) ピニョーロ100%
8.赤:Nebbiolo d'Alba DOC - Negretti (ピエモンテ州) ネッビオーロ100% ●
9.白:Verduzzo Friulano Colli Olientari del Friuli DOC (フリウリ-ヴェネツィア ジューリア州)ヴェルドゥッツォ100%


泡1、ロゼ1、白2、赤4にデザートワイン1。後で1人一本見当でした、らしいのですが私は1本半は呑んだような。。いやはや、大堪能で呑みすぎ。。。相変わらず工藤シェフのサービス精神と、それを達成しようとする様々な工夫に脱帽。楽しかったです。
また、なにかの会を仕掛けるか、面白そうな企画をされたら覗きに来ますね。
 
 
 
 
◆イタリア食堂 910
住所:京都市中京区河原町通三条下ル南車屋町282 MORITAビル4F
営業時間:18:00~0:00 日休&不定休 お店の営業はFBをチェック
TEL:050-3696-0910
 

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で、実は続きのネタ。 ロータスジャパンは実店舗がないのですが、エノテカ イデンティタは高槻イオンのR171を挟んだ向かいにある!とお聞きして、ちょうど寝屋川の相方の実家に行く用事がある!ので、次の日、速攻で訪問。伊太利ワイン専門店なのですが、味見用カウンター席完備でチョイ飲みも可能な、イタリアワイン好きには超魅力的なお店なのだ。(ま、今回は車なので我慢~!なのですが。。。)

1の泡ともう少し辛口の泡、あまり当たったことのない口当たりの良いロゼを2本、7を1本仕入れてきました。 泡は既に2本とも呑んでしまったのですが(超汗)、後の3本は某会などで使用する予定です!

 
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